ドライヤーお灸

冷え切ったまま熱いお風呂に入ったりシャワーを浴びると、体の表面は温まっても、

芯は冷たいままなので、出るとすぐに冷えてしまう事ってよくありますね。

そこでお風呂へ直行する前に、ドライヤーお灸をしてはどうでしょうか。

方法は簡単で温風を冷えによく効くツボにあてれば、お灸を据えたのと同じ効果

が得られるというものです。

火を使わず、ツボの位置を正確に見つけられなくても、大体の位置にあてるだけで

手軽にお灸の効果が得られるのがドライヤーお灸のいいところです。

そのツボとは・・・・

（1）百会（ひゃくえ）

頭のてっぺんにある万能のツボ。体全体のバランスを調整し、痛みも和らげてくれる。

健康増進、ストレス緩和の効果が期待できる。髪を乾かしながらあててもOK。

（2）足三里（あしさんり）

むこうずねを骨に沿って下からこすり上げると、骨の膨らみに当たって指が止まる。

そこから指の幅2本分外側が、足三里。胃腸の調子を整えたり、カゼの症状の改善にも

効果がある。お腹が空いていないのにお腹が鳴るときは、胃が冷えているのでこのツボ

にお灸をあてるとよい。

（3）三陰交（さんいんこう）

内くるぶしの突き出た骨の上端から指の幅三本分上のくぼみ。押すと鈍い痛みがある。

体全体を温め、女性の月経痛や更年期などにまつわる不調改善にも効果がある。

（4）湧泉（ゆうせん）

足の裏側で、足指を曲げるとできる「人」の形のシワの真ん中にある。

腎臓の機能を活発にするので、だるさや疲れを解消。水分の代謝を助け、

足の冷えやむくみにも効果があります。


ドライヤーお灸をするときの注意点は・・・

１、弱い温風を体から10～15cm以上離れた所からあてる

ドライヤーの弱モードで、10～15cmくらい離れたところから温風をあてる。

顔、粘膜、傷口、皮膚のトラブルのある場所は避ける。

２、あてる時間は、長くても1カ所１～２分

心地良い程度に、アチッとなるまで温風をじわーっとあてる。アチッと感じる

ポイントがツボ。アチッ１回で、お灸ひとつ分の効果。

時間は、長くても１カ所1～２分にとどめる。同じ所に長時間あてるとやけどの

恐れがあるので避けてください。

３、必ず自分自身で行う

人にやってもらうと、熱さや距離の加減がわからず、やけどの原因に。

必ず、自分自身で行うのが鉄則。熱さの感覚がわかりづらい人や、

妊娠中の方は控えてください。

４、服の上からでもOK

温風を、服の上からあててもOK。肌の乾燥が気になる人は特に、肌に直接風を

あてないようにしてください。

また、アクセサリーは外してドライヤーお灸をしてください。


普段のときでも、この方法なら有効ですね！！

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